これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date:  Thu, 30 Apr 1998 22:52:42 +0900 (JST)
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▼ＡＴＭ速報１９９８年４月３０日発−−−−−−−−−−−−−−−−−

ＡＴＭダンスカンパニー

振付家エルヴェ・ロブと水戸芸術館が共同制作した最初の作品『Ｖ.Ｏ.』。
1996年の日仏版を改訂して1997年には日仏米版『Ｖ.Ｏ.』として、水戸、
札幌、フランスのブレスト、パリの4都市で公演されました。この作品が、
水戸芸術館が「発信する」ダンスとして、初めてみのった実のようなものだ
とすれば、その実から生まれた種子が水戸芸術館ＡＣＭ劇場専属の「ＡＴＭ
ダンスカンパニー」です。

現在ＡＴＭダンスカンパニーは、『Ｖ.Ｏ.』に出演していた日本人メンバー
のうち3名によって構成されています。劇団ＡＣＭと同じく、水戸に暮らし、
水戸芸術館を活動の拠点として現代ダンスの作品をつくっていきます。

種子が芽を吹き、育ち、幹となり、枝を張っていくには時間がかかります。
途中、花が咲いても実がみのっても「成長」は止まりません。たとえ花が咲
いている間でさえも。カンパニーにとっての花や実といえる「公演」。けれ
どもそこは「終点」ではなく、新しいステージの始まりです。劇団ＡＣＭと
もども、ＡＴＭダンスカンパニーの今後をどうぞ見守ってください。

「つくり手」であるメンバーが劇場にいる。そのことが市民舞踊学校の開校
を可能にしました。現在2つのクラスが週2回の稽古をしています。指導には
ＡＴＭダンスカンパニーのメンバーがあたっており、7月には市民舞踊学校、
水戸子供演劇アカデミーといったＡＣＭ劇場のほかの「市民学校」と並んで、
初の卒業公演を予定しています。

７／１８土・１９日  時間未定  全席自由￥1,000
●市民演劇学校卒業公演
   2回目を迎えてますます充実した卒業公演にご期待ください。

７／２５土・２６日  (土)19:00  (日)16:00  全席自由 ￥1,000
●市民舞踊学校卒業公演
   1997年10月に開校した「市民舞踊学校」の第1回卒業公演です。

●劇団ＡＣＭ朗読会「よむ言葉〜play to the gallery」
   水戸芸術館専属・劇団ＡＣＭによる朗読会。１ヶ月に１度、エントランス
　ホール、現代美術ギャラリーなど、館内のいろいろな場所でおこなってい
　ます。

●ＡＴＭダンスカンパニー「エントランスで踊ってみる」
   水戸芸術館専属・ＡＴＭダンスカンパニーが、エントランスホールで踊る
　という実験的新企画。１ヶ月に１度、時には週末のパイプオルガンプロム
　ナードコンサートに登場することも。

＊「よむ言葉」「エントランスで踊ってみる」ともに入場無料。
　開催日時等は、そのつどお知らせします。

−−−次回配信をお楽しみに！ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−