これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date: Wed, 8 Oct 2014 19:15:02 +0900
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,03123] Jung Yeondoo Just Like the Road across the Earth
Sender: tamamik@arttowermito.or.jp
To: atm-info@arttowermito.or.jp
Message-Id: <OF7DBCBB0B.39DD1BBF-ON49257D6B.0038339C-49257D6B.00384ED9@GlobalDom1>
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▼水戸芸術館ATM速報2014年10月8日発 -----------------

韓国を代表する現代美術作家、ヂョン・ヨンドゥによる大規模な個展
「ヂョン・ヨンドゥ 地上の道のように」を、開催中の「鈴木康広展
『近所の地球』」に続き開催いたします。
http://arttowermito.or.jp/gallery/gallery02.html?id=413

お得な前売入場券の取り扱いも本日始まりました。
開催中の「鈴木康広展『近所の地球』」ご観覧ご来館時など、
お早めにお求めください。(前売入場券は、水戸芸術館エントランス
ホール・チケットカウンターでのみお求めいただけます。)

なお、鈴木展は10月19日(日)までの開催です。お見逃しなくどうぞ。
http://arttowermito.or.jp/gallery/gallery02.html?id=412

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1969年生まれのヂョンは、2007年には韓国の国立現代美術館が
主催する賞「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に史上最年少で
選ばれ、2008年にはニューヨーク近代美術館で個展が開催されるなど、
国際的に高い評価を得ている現代美術作家です。

ヂョンは写真や映像を媒介に、被写体とコミュニケーションを
重ねながら作品を制作しています。
子供から老人まで、一般人を被写体にしたり、彼らの記憶や未来の夢、
幻想をモチーフに制作された作品は、ひとびとの夢や希望を描きだす
と同時に、それらを達成することが難しい現実世界の姿も逆説的に
あぶり出します。

キャリアの初期に、ヂョンは日本で出会った人々や風景を題材に
作品を制作しています。その中のひとつである写真作品
<奥様は魔女>(2001-) は、ヂョンが各国で出会った人々に
未来の夢やファンタジーについてインタビューをおこない、
それらのイメージを写真で視覚化した作品です。このシリーズの中に
登場するモデルのひとりは、当時水戸の高校に通っていた男子学生
でした。この水戸の男子学生をモデルとした作品は2002年に制作
されています。それから12年後に開催される本展をきっかけに、
ヂョンは久しぶりに水戸の人々と関わりながら新作を制作しています。

本展では、さまざまな国からの移民が地域ごとに暮らす街の
特性を活かして制作された映像作品<Six Points>(2010)、
見慣れた街の風景を映画の中のような異世界に変化させる
映像のトリックを応用した<日常の楽園>(2010)、
鑑賞者が映画の中の登場人物になった気分を味わうことができる
体験型映像作品<ドライブ・イン・シアター>(2013)といった作品を
通してヂョンの活動を紹介します。
これらの作品に加え、ヂョンが水戸で出会った盲目のマッサージ師、
白鳥建二が撮影している写真をもとにした映像作品、
韓国を代表するマジシャン、イ・ウンギョルやジャズピアニストの
小曽根真とコラボレーションした、水戸の街角を舞台に
色々なハプニングがまきおこる映像作品、
新世代ゴーグル型3Dデバイスで鑑賞する体験型の新作が展示されます。

ヂョンは夢や理想と現実、過去と未来のように相反する要素を
写真や映像の中で統合する一方、写真や映像といった媒体が、
肉眼では見逃してしまう現実を浮き彫りにする機能を持っている
ことに注目しています。
また、一般人を映像や写真の登場人物とすることで、
映像や写真で表わされるフィクションの世界が、
実は私たちの日常生活の延長線上にあることを示唆します。
そしてスペクタクルなイメージや、写真や映像の虚構性が
人々の注意力や心の動きにどのように作用しているのか、
考察を促します。中国の文学者、魯迅による短編小説「故郷」の
一節から展覧会のタイトルを引用した本展は、
新しい視覚体験やウィットにとんだ映像作品を通して記憶と忘却、
希望の意味を問いかけます。


▼見どころ

1. 初期作品から最新作、写真から最新の映像デバイスを使った
   メディアアートまで、ヂョン・ヨンドゥの作品を一挙に公開。

2. まるで映画の中の登場人物になったかのような感覚を味わえる、
   体験型映像インスタレーション作品<ドライブ・イン・シアター>
   の展示。

3. 3D映像によるバーチャルリアリティ体験ができる
   話題のヘッドセットモニター、オキュラスリフトを使用した
   新作の展示。

4. 国際的なマジック大会で優勝し、ラスベガスなど世界各地で高い
   評価を得ているイリュージョンアーティスト、イ・ウンギョルや
   ジャズピアニストの小曽根真が出演する水戸の市街地を舞台と
   した新作映像作品の展示。

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▼ヂョン・ヨンドゥ プロフィール

1969年、晋州(韓国)に生まれる。 現在、ソウル在住。
2007年に最年少で韓国のアーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞。
ヴェニス・ビエンナーレや上海ビエンナーレといった大型国際展に
多数参加。

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▼開催概要

 展覧会名:ヂョン・ヨンドゥ 地上の道のように
http://arttowermito.or.jp/gallery/gallery02.html?id=413
 会場:水戸芸術館 現代美術ギャラリー
 会期:2014年11月8日[土]〜 2015年2月1日[日]
 開館時間:9時30分〜18時(入場時間は17時30分まで)
 休館日:月曜日。ただし11月24日、1月12日、(月・祝)は開館、
     11月25日、1月13日(火)休館
     *年末年始2014年12月27日(土)〜2015年1月3日(土)
 入場料:一般800円、前売り・団体(20名以上)600円
     中学生以下、65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と
     付き添いの方1名は無料
 一年間有効フリーパス
  ・「ハイティーンパス」(15歳以上20歳未満 ):1,000円
  ・「おとなのパス」(20歳以上):2,500円

 主催:公益財団法人水戸市芸術振興財団
 助成:KOREA FOUNDATION http://ja.kf.or.kr/
    芸術文化振興基金 http://www.ntj.jac.go.jp/kikin/
    公益財団法人吉野石膏美術振興財団
        http://www.yg-artfoundation.or.jp/
 協力:アサヒビール株式会社 http://www.asahibeer.co.jp/
    茨城交通株式会社 http://www.ibako.co.jp/
    茨城オート株式会社 http://www.ibaraki-auto.co.jp/
    株式会社共和
    ソウル大学音響リサーチグループ
    有限会社東海スチール
    株式会社リサイクルパーク
 企画:高橋瑞木(水戸芸術館現代美術センター主任学芸員)

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