これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date:  Fri, 4 Sep 1998 00:55:46 +0900 (JST)
From:  tamamik@arttowermito.or.jp (KOJIMA, Tamami)
Subject:  [atm-info,00494] ROADSIDE JAPAN--Tsuzuki Kyoichi
Sender:  jun@re.soum.co.jp
To:  info: ;
Message-Id:  <199809031556.AAA39440@skyhawk.asahi-net.or.jp>
X-Mail-Count: 00494

▼ATM速報1998年9月3日発−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

回転寿司のテーブルを展示台にする、題して「くるくる珍日本紀行」展。
ネタは、都築響一が1993年2月から今夏まで5年間、238回にわたった週刊
SPA!誌での連載「珍日本紀行」のために撮影した、数万点にのぼる写真の中
から厳選された作品のオリジナル・プリント。
96年8月までの155回分を再編集し、1冊の本にまとめた「ROADSIDE JAPAN
珍日本紀行」(本書で1998年度木村伊兵衛賞を受賞)所収の写真に、未収録
分を加えた180余点を出品。いわば本展覧会は、「珍日本紀行」で紹介してき
た数あるスポットのうちから、特選の珍物件を選び再編集した写真展です。

「ここには日本らしい美しい風景もなければ、外国人観光客を黙らせるワビサ
ビの空間もない。むしろ俗悪・軽薄と罵られてもやむを得ないような、ときに
は地元の人間でさえ存在を忘れてしまいたいスポットばかりが詰め込まれてい
る。でも、このスッピンの乱れ顔こそが、いまの日本なのだ。そしてその素顔
は、確かに美人じゃないけれど、見ようによってはちょっと可愛かったりす
る。」
と都築氏自身が述べるように「日本の現在」を捉えた写真作品が、大・中・小
の3タイプのネタとなって回転します。手にとってしげしげと見ていただくこ
とはもとより、破格値によるプリント販売が予定されており、好きなだけテイ
クアウトも可能。(回転寿司業界では「抜き取り」と言うそうです。)
自宅に持ち帰り、「TOKYO STYLE」のような部屋で、ゆっくりとご鑑賞いた
だっこともお薦めします。別会場では、額装された「珍日本紀行」の作品を
展示いたします。

都築響一のくるくる珍日本紀行展
1998年10月17日(土)〜11月29日(日)
現代美術ギャラリー第9室、ワークショップ

−−−次回配信をお楽しみに! −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−