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Date: Thu, 10 Sep 1998 21:50:18 +0900 (JST)
From: tamamik@arttowermito.or.jp (KOJIMA, Tamami)
Subject: [atm-info,00499] Contemporary Art Center Community Lectures
Sender: jun@re.soum.co.jp
To: info: ;
Message-Id: <199809101250.VAA112668@skyhawk.asahi-net.or.jp>
X-Mail-Count: 00499
▼ATM速報1998年9月10日発−−−−−−−−−−−−−−−−−−
水戸芸術館現代美術センター市民講座
「アートを育み楽しむ精神」全4回
現代美術センターでは、一見自分の生活と関係ないと思われる美術が、実は
私たちの生活に深くかかわるものであること、そして、現代美術を楽しむこ
とが、人間としての視野を広げ、市民生活の充実に繋がるということを、多
様な角度から伝えるため、今年度から、連続講座を市民講座として開設する
ことにいたしました。
本講座は、より充実した市民生活に美術がなぜ欠かせないのか、
<美術=余暇、贅沢>という先入観から開放され、知識だけにまどわされず
に美術を自分の生活の一部としてとらえ、楽しむにはどのようなことができ
るのかを共に考え、体験することを目的とするものです。
講師には美術界にとらわれず、様々な分野で活躍している方々も積極的に起
用し、「アートを育み楽しむ精神」に焦点をあて、現代美術を受けいれるこ
とのできる幅広い視野を探っていきたいと考えております。本年度は、下記
の内容で4回の実施を予定しております。
開催概要
企画名:現代美術センター市民講座「アートを育み楽しむ精神」
主催:水戸芸術館現代美術センター
水戸芸術館友の会
協賛:株式会社資生堂
講座数:全4回
開講日:第1回/10月17日(土) 「珍日本紀行」の話
第2回/11月28日(土) 見学会「二つの河口龍夫展」
第3回/1999年1月23日(土) 「森村泰昌の現代美術講座」
第4回/2月26日(金) 「明日を担う新しい高齢者たち」
場所:水戸芸術館会議場、他
定員:各講座80名 但し、見学会は40名
参加料:毎回500円、友の会会員は無料
但し、第2回の見学会は、一般6,500円、友の会会員6,000円
(各美術館入場料、バス代、昼食代、保険料等を含みます。)
チケット発売日:1998年9月22日(火)
予約受付:下記の電話で事前予約を受け付けます。
予約ダイヤル:水戸芸術館チケット予約センター
TEL 029−225−3555
予約が定員に満たない場合は、講演会については当日先着順で聴講いた
だけます。
見学会のお申込みは、10月20日(火)で締め切らせていただきます。
「友の会」会員の方もご予約下さい。
ご予約の際には、会員番号をお知らせ下さい。
受講日には、会員証をご提示いただき、チケットをお受け取り下さい。
お問い合せ:
茨城県水戸市五軒町1ー6ー8 水戸芸術館現代美術センター
担当:逢坂、小竹森
TEL 029-227-8120 FAX 029-227-8130
講座内容
●第1回/10月17日(土)
午後2時から3時30分(午後1時30分開場)
講師:都築響一(ジャーナリスト)
テーマ:「珍日本紀行」の話
日本独特のキッチュな風景を長年撮影し続けている都築さんに、10月
17日より開催の「都築響一のくるくる珍日本紀行展」に併せて、美術
専門家とは別の視点で日本文化論を興味深く語っていただきます。
◇都築響一 (ジャーナリスト)
つづき・きょういち、1956年、東京生まれ。ポパイ、ブルータス両
誌の編集を経て、現代美術、デザインなどの分野で編集・執筆活動を続
ける。
1993年、東京のなんでもない居住空間を集めた『TOKYO STYLE 』
を発表。同年、週刊SPA!誌に『珍日本紀行』を連載開始(98年8月ま
で)。『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』を刊行し、98年、写真家の
登竜門である木村伊兵衛賞受賞。写真以外の分野からは初めての授賞と
なる。現在も日本各地に珍物件を求めさまよう日々を送っている。著書
に全102巻の現代美術全集『ArT RANDOM』(京都書院)、大竹伸朗
作品集『SO』(UCA)など。
●第2回(見学会)/11月28日(土)
午前9時30分から午後6時を予定
講師:各美術館学芸員
ゲスト:河口龍夫(美術作家)*いわき市美術館での作品解説
見学コース:
(9時30分集合)水戸芸術館(10時30分出発) -----昼食(五浦観光
ホテル) ----- (13時着)茨城県天心記念五浦美術館,他* (14時出発)
----- (15時着)
いわき市美術館(16時20分発) -----水戸芸術館(18時10分帰着)
二つの河口龍夫展/90年代以降の作品を展示した水戸芸術館での「封印さ
れた時間」と、<関係─教育>を中心に新作と70−80年代の作品を紹介す
る、いわき市美術館「呼吸する視線 河口龍夫─みえないものとの対話」
(─12月20日)を、比較検証することで河口作品の理解を深めます。
*五浦では、五浦美術館、六角堂、天心邸の見学も実施します。
●第3回/1999年1月23日(土)
午後2時から3時30分(午後1時30分開場)
講師:森村泰昌(美術作家)
テーマ:「森村泰昌の現代美術講座」(予定)
自分自身を名画の中に取り入れた「自画像」作品で、国内外から高い評価
を得ている森村さんが、開催中の「なぜ、これがアートなの?」展で出品
作品についてのトークを行います。森村さんのユニークな現代美術の味わ
い方は、鑑賞者の固定観念をじわじわと解きほぐしてくれるはずです。
森村さんの作品は「なぜ、これがアートなの?」展に1点出品されます。
*作家の都合により内容を変更することもあります。
*本講演会の聴講には、別途「なぜ、これがアートなの?展」の入場券が必
要です。
◇森村泰昌(美術作家)
もりむら・やすまさ、大阪生まれ。マネやゴッホ、レンブラントなど有名
な絵画に、自分自身を挿入する独自のセルフポートレイト作品で高い評価
を得る。国内外を問わず数多くの美術展に出品。日本では1996年に横
浜美術館、猪熊弦一郎丸亀現代美術館で、1998年には東京都現代美術
館でそれぞれ個展を開催。著書に『美術の解剖学講義』(平凡社)、『芸
術家Mのできるまで』(筑摩書房)、『踏みはずす美術史』(講談社)な
ど。
●第4回/2月26日(金) 午後6時30分から8時(午後6時開場)
講師:豊後レイコ(エルダーホステル協会会長)
テーマ:「明日を担う新しい高齢者たち」
エルダーホステルとは、高齢者が大学の寮などに泊まりながら、専門的な
講座を学び 相互交流し、その交流によって知的な若さを維持する生涯
教育の制度で、1975年 に米国で始まり、現在は世界50ヶ国に広
がっています。
本講座では、同時期に予定している椿昇のワークショップ「水戸のご老公」
(60歳 以上のみ対象)と連携し、日本での活動を紹介しながら、高齢
者と現代美術の熱い関係を図ります。
◇豊後レイコ(エルダーホステル協会会長)
大阪アメリカンセンターの図書館に31年間勤務後、「この運動は
高齢者のため」「社会の枠組みを変える高齢者たれ」と呼びかけた
エルダーホステルの創設者マーティ・ノールトンに賛同し、1986年、
大阪にエルダー国際交流協会設立。88年エルダーホステル協会に名称
変更。創設時から現職。
◆「なぜ、これがアートなの?」展
本展覧会は、一般に最も人気のある印象派の作品からヴィデオ・インスタ
レーションまで幅広い作品(出品作品:約40点)を見ながら、来館者が
アートについて思いを巡らし、現代美術の多様な表現の魅力を味わうこと
ができるように構成された展覧会です。
会期:1998年12月19日(土)―1999年3月21日(日)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
開館時間:午前9時30分〜午後6時30分(入場は午後6時まで)
休館日:毎週月曜日、
12月28日(月)から1999年1月4日(月)まで
主催:水戸芸術館現代美術センター
後援:水戸市教育委員会(予定)
助成:国際交流基金
協賛:トヨタ自動車株式会社
協力:日本航空株式会社、不二製油株式会社、名糖産業株式会社、
富士ゼロックス株式会社、NECプリンタ事業部、
東日本旅客鉄道株式会社、株式会社竹尾、株式会社創夢、株式会社イッツ
入場料:
一般¥800 前売り・団体20名以上¥600
H.T.P.(15歳以上20歳未満の方が対象、1年間有効パス)¥1,000
*65才以上、中学生以下の方、心身障害者の方は無料
チケット発売:JR東日本みどりの窓口、びゅうプラザ、水戸芸術館チケット
カウンター
−−−次回配信をお楽しみに! −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−