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Date: Tue, 2 Feb 1999 17:43:38 +0900 (JST)
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,00605] CRITERIUM 37 - 38
Sender: jun@re.soum.co.jp
To: atm-info@re.soum.co.jp
Message-Id: <4925670C.002DC3C9.01@david.arttowermito.or.jp>
X-Mail-Count: 00605
▼ATM速報1999年2月2日発−−−−−−−−−−−−−−−−−
クリテリオム37 横溝美由紀は、好評のうちに31日で会期を終えました。
多数のご来場ありがとうございました。
アーティストトークの様子のビデオファイルを下記URLに置きました。
http://www.arttowermito.or.jp/live/990131.ram
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次のCRITERIUMは、 38 高島陽子です。
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クリテリオム38「高島陽子」展
会期:1999年2月6日(土)―3月22日(月・祝)
開館時間:9時30分―18時30分(入場は18時まで)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー第9室
企画:水谷みつる(水戸芸術館現代美術センター学芸員)
アーティスト・トーク:1999年2月7日(日)14時―15時
*料金は「なぜ、これがアートなの?」展入場料に含まれます。
水戸芸術館現代美術センターでは、2月6日(土)より3月22日(月・祝)まで、
クリテリオム38「高島陽子」展を開催いたします。
高島陽子(1961年名古屋生まれ、カナダ在住)は、90年代前半よりカナダを
中心に活動してきた作家で、今回が日本での初めての発表になります。
彼女は、主としてヴィデオとサウンドを組み合わせたインスタレーション
により、日常の行為のなかに現われてくる自身の身体の手触りや、ドメス
ティックな状況におけるジェンダー間の力学などを探究してきました。
その作品は、過去のパフォーマンスやヴィデオ・アートへの参照を思わせ
ると同時に、彼女独自のユーモアや官能性、さらには、自らの実感に立脚
しようとする等身大の視点と意志を感じさせるものとなっています。
また、ディジタル処理の多用や、行為自体の反復・継続によるのではない、
テープの機械的処理によるパフォーマンスの反復・継続は、限界に挑んだ
かつてのパフォーマンス・アーティストたちの営為とは異質な、きわめて
現代的なものといえます。
今回の水戸芸術館での個展では、「レッスン」と題した、ヴィデオとサウ
ンドによる新作インスタレーションを発表いたします。
幼児の発する声とも言葉ともつかぬ音声をまねするアーティスト自身の口
が、天井から吊された円形の鏡に投影され、反射されて、重層的な空間を
創出します。肉体を駆使して、いったい、誰が、誰に、どんなレッスンを
学ぼうというのでしょうか。
ベイビートークの甘いイノセンスが、いつしかエロティックな従順の訓練
に変わるとき、赤ん坊の可愛らしささえ、微笑みと微笑みの交換によって
学ばれていくものであることが、ふと思い出されてくるかもしれません。
また、展覧会に合わせ来日する作家により、2月7日(日)午後2時から、
スライドとヴィデオ上映を交えたアーティスト・トークを開催いたします。
●高島陽子略歴
1961 名古屋生まれ
1984 京都女子大学卒業
1993 レスブリッジ大学卒業、アルバータ、カナダ
1995 ヴィクトリア大学修士課程修了、
ブリティッシュ・コロンビア、カナダ
お問い合わせ: 水戸芸術館現代美術センター(担当:水谷)
310-0063茨城県水戸市五軒町1-6-8
TEL: 029-227-8120 FAX: 029-227-8130
−−−次回配信をお楽しみに!−−−−−−−−−−−−−−−−−−−