* こちらに掲載中のものは、送信後に修正等の必要が生じた場合は修正等を加えて掲載しています。あらかじめご了承ください。
* 丸ごと全文の転載はご遠慮ください。引用される場合は水戸芸術館公式サイト
http://arttowermito.or.jp/ へのリンクをお願いいたします。
お問い合わせは下記よりお願いいたします。
>> お問い合わせフォーム
Date: Wed, 24 Mar 1999 16:41:51 +0900 (JST)
From: tamamik@arttowermito.or.jp
Subject: [atm-info,00649] ACM "Yuubin-ya-san, chotto" / web update
Sender: jun@re.soum.co.jp
To: atm-info@re.soum.co.jp
Message-Id: <4925673E.0021BAE3.01@david.arttowermito.or.jp>
X-Mail-Count: 00649
▼ATM速報1999年3月24日発−−−−−−−−−−−−−−−−
水戸芸術館の平成10年度最後の事業は、ACMによる、『郵便屋さんちょ
っと』(27日・土、28日・日公演)です。
制作現場からのレポートをどうぞ。
----
2月20日にはじまったACM百人劇場フェスティヴァルは、好評のうち
に最後の演目を今週末に迎えます。皆さんお待たせいたしました、ACM
の4人の俳優と長谷川裕久がついに百人劇場の舞台に登場します。ACM
劇場が百人劇場での最初の現代演劇作品としてお届けする作品は、つかこ
うへい初期の傑作『郵便屋さんちょっと』です。
ACMが今回のつか作品を上演するにあたって最初に考えたことは、戯曲
のもつ時代性(この作品が書かれた当時の社会状況など)と戯曲にかかれた
シチュエ−ション(せりふによって構築された場の状況)を整理して再構成
することでした。
単純に時代性を排除し、戯曲にあるせりふを忠実に再現しただけではこの
作品がもつ面白さ(つかこうへい独特の社会認識)を、観客に伝えることは
できませんし、この戯曲が現代演劇を可能にさせるものとは思いません。
このことに対してきっとACMの4人と長谷川裕久は悩み、苦しみ、戸惑
い、迷い、稽古後の酒量もいつもより増していたに違いありません。
しかし、ACMはついに見つけました、ついに発見したのです。せりふに
よって構築されたシチュエ−ションを崩さずに、つかこうへいの世界の面
白さを充分に伝え、なおかつ自分たちの作品としてお客様に提供し、堪能
していただくにはどうすればよいかを!
ACMが発見したものとは一体何なのか?ヒントはタイトル『郵便屋さん
ちょっと』に隠されています。
ACMと長谷川裕久による『郵便屋さんちょっと』にどうぞご期待下さい。
追伸
今回の舞台にACM専属劇作家・演出家の長谷川裕久が3年ぶりに舞台に
立ちます。役者としての長谷川ファンの方はどうぞお見逃しなく。
ちなみに次の出演の予定は今のところありませんのであしからず。
*チケットのご予約は、TEL 029-225-3555で承ります。
----
本日のwebページの更新で、音楽の公演情報補強、プライベートルームII
の画像付情報追加などを行いました。
http://www.arttowermito.or.jp/
ご質問等はいつでもお気軽にwebstaff@arttowermito.or.jpまでどうぞ。
−−−次回配信をお楽しみに!−−−−−−−−−−−−−−−−−−−