これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date:  Tue, 18 May 1999 22:30:18 +0900 (JST)
From:  tamamik@arttowermito.or.jp (Tamami Kojima)
Subject:  [atm-info,00696] Hyaku-nin Gekijo Series 2
Sender:  jun@re.soum.co.jp
To:  info: ;
Message-Id:  <199905181325.WAA29476@seven.asahi-net.or.jp>
X-Mail-Count: 00696

▼ATM速報1999年5月18日発--------------------------------

「東京物語」と同年の1953年作品といえば「Shane」「Jeux Interdits」、
前年52年の作品では「Gone With The Wind」、翌年54年には「七人の侍」
「Roman Holiday」。誰もが知っている名作で埋まる50年代映画年表。
百人劇場シリーズ2では、映画への想いがあふれんばかりの竹内作品を。

制作からのひとことをどうぞ。
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百人劇場シリ−ズ2

本年2月より始まりましたACM百人劇場フェスティヴァルは、つかこう
へい作『郵便屋さんちょっと』で好評のうちに一旦幕を閉じ、4月からは
新たに百人劇場シリ−ズとしてスタ−トしました。
シリ−ズ1では蜷川幸雄演出『かもめ』を上演し数多くのお客様から絶賛
をいただきました。

さて、今回の百人劇場シリ−ズ2では、そのタイトルからもわかるように、
竹内銃一郎の映画にまつわる2本の作品を上演いたします。

最初に上演する『今は昔、栄養映画館』は、新作の試写会の準備に奔走す
る監督と自称する男と助監督と呼ばれる男の慌てぶりを、ドタバタ喜劇タ
ッチで描き出しております。歓声のなかで、ヒッチコックの有名なスピ−
チが流れ、男たちは来るかどうかも分からない招待客のために席割りをし
ながら、じっと何かを待っています。
(演出:松本小四郎、出演:塩谷亮、佐藤信郎)

一方『東京物語』は、劇場に入ると小津安二郎の名作『東京物語』の音声
が聞こえてきます。登場人物は牢獄に閉じ込められている2人の男。彼ら
はそこから脱走しようと決意します。そのなかで一人がもう一方に『東京
物語』のスト−リ−を語り続けます。一体何のために?
(演出:長谷川裕久、出演:子安真、名取哲)

今回は、映画に憧れ夢想した日本人の永遠の夢を描いてみたいと思ってお
ります。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

演劇部門学芸員  桜井 琢郎

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「今は昔、栄養映画館」6月10日(木)〜13日(日)
「東京物語」6月17日(木)〜20日(日)
木・金19時、土14時・19時、日16時
全席自由2,000円
2演目セット券3,600円
mailto:ticket@arttowermito.or.jp

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---