これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date:  Fri, 20 Aug 1999 20:13:00 +0900 (JST)
From:  tamamik@arttowermito.or.jp (Tamami Kojima)
Subject:  [atm-info,00765] ACM Hyaku-nin Gekijo Series 3
Sender:  jun@re.soum.co.jp
To:  info: ;
Message-Id:  <199908201112.UAA26925@juran.asahi-net.or.jp>
X-Mail-Count: 00765

▼ATM速報1999年8月20日発--------------------------------

「文学の亜流ではない劇的言語と、肉体を介在する俳優との葛藤によって
成立することを強烈に意識し、何より演劇でしか成立しえない世界を目指
していた」(平凡社 別冊太陽 現代演劇60's〜90's、山口猛の巻頭言より)
小劇場運動或いは現代演劇の、新たな出発のエネルギーに満ちた時代への
オマージュと挑戦。

ACM劇場秋の「百人劇場シリーズ」は、矛盾や不条理を逆説的に照らし
出して現代演劇の出発点を刻んだ別役実と早稲田小劇場最初期の傑作、
「マッチ売りの少女」(別役は、この作品と「赤い鳥のいる風景」で岸田
国士戯曲賞を受賞、1966年初演)と、冷徹に熱く今を疾走するACM劇場
専属劇作家・演出家、長谷川裕久の新作「新東京ローズ」。

デジタルなビートが意識の底を流れる21世紀直前であるからこそ、生身を
生きる人間であることを痛切に意識し息苦しいほどの生を確認する、劇的
言語と肉体との葛藤が充満する百人劇場へようこそ。

11/10(水)19:00、11/11(木)19:00、11/12(金)19:00、
11/13(土)14:00・19:00、11/14(日)16:00
●ACM百人劇場シリ−ズ・3「マッチ売りの少女」
[作]別役 実  [演出]長谷川裕久
[出演]塩谷 亮、佐藤信郎、子安 真、名取 哲(ACM)
雪の降る大晦日の寒い夜、少女は裸足で、ひとあし、ひとあし、歩いて
いた。少女が売れないマッチをすった時、あたりは真昼よりも、もっと
明るくなった。マッチ売りの少女の悲劇を、抒情的なやさしさと透明感
で包みこんだ別役実初期の傑作。

11/19(金)19:00、11/20(土)19:00、11/21(日)16:00
11/26(金)19:00、11/27(土)19:00、11/28(日)16:00
● ACM百人劇場シリ−ズ・3「新東京ローズ」
[作]長谷川裕久  [演出]松本小四郎
薔薇の匂いと色彩が人を虜にするのはなぜなのか?
長谷川裕久待望の新作。
出演者はオーディションを通過した女性を中心とする15名の市民。
長谷川作品に久方ぶりに女性が登場。

*発売情報はもう少々お待ちください。

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---