これまでにお送りした水戸芸術館ATM速報

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Date:  Sat, 25 Sep 1999 20:38:48 +0900 (JST)
From:  tamamik@arttowermito.or.jp (Tamami Kojima)
Subject:  [atm-info,00791] Sept. 27 (Mon)
Sender:  jun@re.soum.co.jp
To:  info: ;
Message-Id:  <199909251138.UAA09649@juran.asahi-net.or.jp>
X-Mail-Count: 00791

▼ATM速報1999年9月25日発--------------------------------

9月27日は月曜日のためギャラリーやタワーは休ませていただきますが、
「三浦はつみオルガンリサイタル」のため、16時にカウンター業務を開始
いたします。

多様な普及活動でも知られる三浦はつみ氏のこの演奏会の聴きどころを、
飯森豊水主任学芸員の解説でお届けします。

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水戸芸術館では初めての、フランス近現代の作品のみによるプログラム

オルガン音楽といえば、J.S.バッハをはじめとするドイツ・バロック音楽
(17世紀から18世紀半ば)のイメージが強く結びついています。
しかし、オルガン音楽を語るときに、フランス近代から現代にかけての作
曲家たちを忘れてなりません。オルガン音楽でバッハに並び称されるセザ
ール・フランクやその流れを汲んだフランス人作曲家たちは、バロック時
代にはありえなかった新しい機能と輝かしい音色をもったオルガンを駆使
して、新時代の感性を紡ぎだしてゆきました。今回の演奏会では、19世紀
後半から今世紀にかけて、パリを中心に活躍した7名の作曲家を取り上げ、
その代表的な作品を演奏します。
フランス近現代のオルガン作品のみによるプログラムは、水戸芸術館で初
めての企画となるばかりか、わが国のオルガン・コンサートでもきわめて
意欲的な試みといえるものです。

スペシャリスト・三浦はつみさんを迎えて

その音楽がドイツ・バロック音楽とは全く異質であるだけに、近現代フラ
ンス音楽のリサイタルには、ふさわしい演奏家が必要となります。
今回登場する三浦さんは、高度の音楽的知性に裏付けられた研ぎすまされ
た感性、そして完璧なまでの演奏技巧により、若くしてこの分野の専門家
として認められました。1996年にはほとんど無名の現代フランス人作曲家
ジュアン・アランの作品のみでリサイタルを開催するなど、数々の意欲的
な演奏会を企画・実現してきたオルガニストです。今回は、水戸芸術館の
依頼で、彼女が、現在、もっとも弾きたい作品ばかりを集めてプログラム
を組んでもらいました。
この晩、フランス近現代音楽にひそむ深淵と光明が、苦悩と希望が、きっ
と彼女の手によって明らかにされることでしょう。

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三浦はつみオルガン・リサイタル
―近代フランス・オルガン音楽の精華―
http://www.arttowermito.or.jp/music/hmiura99j.html
日時:1999年9月27日(月) 18:00開場 18:30開演
会場:水戸芸術館エントランスホール
演奏曲目:
C.フランク:コラール 第1番 ホ長調
J.アラン:クレマン・ジャヌカンの主題による変奏曲
O.メシアン:永遠の教会の出現 ほか
料金:A席:2,500円、B席:2,000円
TEL: 029-231-8000

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9月27日は、休館中の時間帯を利用してサーバの保守作業を行います。
朝 9時から昼12時頃まで、ホームページもメールも、応答ができなくなり
ます。ご了承ください。
ATM速報も休ませていただきます。

http://www.arttowermito.or.jp/atm-j.html 次回配信をお楽しみに!---