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Date: Thu, 4 Nov 1999 21:21:31 +0900 (JST)
From: tamamik@arttowermito.or.jp (Tamami Kojima)
Subject: [atm-info,00819] Interview with Sato Shinro, ACM actor
Sender: jun@re.soum.co.jp
To: info: ;
Message-Id: <199911041221.VAA12228@juran.asahi-net.or.jp>
X-Mail-Count: 00819
▼ATM速報1999年11月4日発--------------------------------
「“マッチ売りの少女”の弟」とは...。不可思議な存在、弟役に挑む、
ACM俳優・佐藤信郎が、舞台作りの経過を語りました。
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ACM佐藤信郎による『マッチ売りの少女』稽古場報告
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10月22日(金)FMぱるるん放送
*公演のみどころが、俳優や演出家自身により語られる、魅力の連続番組
ながら、聴取可能地域が水戸市近郊(半径約10km以内)に限られますため、
主要部分をテキストでお届けいたしております。
Q: 今週はどんな稽古がすすんでいるんですか?
佐藤:先週立ち稽古がスタ−トしたことを名取が伝えましたが、今週は、
この芝居のハ−ド面についての準備をしていました。ハ−ドなんて言葉、
使っちゃいましたが、要するに役者の演技を芝居のソフトと考えた場合、
ハ−ドとは舞台の装置、小道具、衣裳、その他諸々の舞台の演出を高める
ための様々な物理的なもの、と考えていただければよいと思います。
Q: それで一体どのような準備を?
佐藤:仮の装置での読み合わせの後、みんなでイメ−ジを出し合いながら
ラフスケッチを完成させました。具体的にはシ−クレットなのだけれども、
道具をつくったりしてました。僕はどちらかと言うと頭脳労働者ではない
ので、どちらかと言うと肉体派なもので、今日なんか、釘打ってて指怪我
しちゃいました(笑)。
Q: そうなんですか…。
佐藤:かなりの道具がそろってきていい感じになってきました。芝居をつ
くっていて面白いな−と思うのは、最初に台本があって、次にイメ−ジが
ふくらみ、そしてそのイメ−ジにあわせたハ−ドがそろう。この流れのな
かで、役者としてどう舞台に立てるのかを考えられることだと思うんです
よ。今週の稽古場にいて思うんですけど、今回のACMの公演は、すごい
ことになりますよ。来週からはソフト(演技)の面のツメを始めるんです
けど、装置がそろうとイマジネ−ションが違うんだよね〜。どんどん芝居
が変わるんだよね〜。毎日稽古場来ないと、芝居の行方がわからなくなる
よね。
Q: はぁ、そうですか…。
佐藤:一般の人にも稽古場を見てもらいたいけど、やっぱり本番の公演を!!
今回はACMのみんなかなり充実した日々過ごしていて、手応えを感じて
いるので。
Q: 佐藤さんの役柄について教えていただけますか?
佐藤:僕は女の、つまり“マッチ売りの少女”の弟役で登場します。
Q: どんな人物なんですか?
佐藤:それは喋れないですよ〜(笑)。だけど演技プランの切り口はお伝
えします。つまり、台本をもらった時のイメ−ジからいうと、他の登場人
物の3人はアンデルセンの童話と対応できる感じがあるけど、この弟役は
対応のしようがないと考えてます。登場の仕方も後半から突然ですし。
これからは他の3人とは違うイメ−ジをどうふくらませるか、楽しく悩ん
でいこうと思います。
Q: ズバリみどころは?
佐藤:後半から登場する弟がみどころかな〜。僕の役なんですけどぉ…、
ハハハァ…。本当はこんな軽い奴じゃないのですよ。
ACMの秋の公演『マッチ売りの少女』ぜひ観に来て下さい。
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11/10(水)19:00、11/11(木)19:00、11/12(金)19:00、
11/13(土)14:00、19:00、11/14(日)16:00
●ACM百人劇場シリ−ズ・3「マッチ売りの少女」
[作]別役 実 [演出]長谷川裕久
[出演]塩谷 亮、佐藤信郎、子安 真、名取 哲(ACM)
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